Linux初心者が種類(ディストリビューション)と特徴をまとめた

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一重にLinuxといっても、様々な種類があり、これをディストリビューションと呼びます。
Linuxオープンソースで、様々な方々が様々な目的に合わせてカスタマイズし、派生したようです。
私がざっくり調べた内容では以下のようなものがあるようです。

ディストリ
ビューション
系統 特徴 最新Ver
(2020/05/04時点)
公式サイト
リンク
Ubuntu
(ウブントゥ)
Debian Linuxの中では最も一般的
・日本語での説明が充実していて、初心者に優しい
・シンプルなデスクトップ画面
オープンオフィスなどがプリインストールされている
・システム要件:プロセッサ1GHz、メモリ1GB
19.10
Linux mint Debian Ubuntuに続いて広く使われている
Ubuntuなどに比べて動作が軽め
LibreOffice(MicrosoftOfficeに似た機能を持つアプリケーション)
がプリインストールされている。
・Cinnamon, MATE, Xfceのデスクトップ環境があり、
Xfceが一番軽量でカスタマイズ性の高い
・システム要件(18.1):512MB RAM (1 GB 以上推奨)
HDD 9GBの空き容量 (20GB 推奨) 解像度1024×768
19.3 Tricia
elementary OS Ubuntu Ubuntuの派生
macを意識したデスクトップデザインで、画面がおしゃれ
macユーザは違和感なく使用できる
・軽いのが特徴
・ダウンロード時に課金するような画面となっているが、
カスタムを選択し$0とすることで無料で使用することも可能
5.1.4
Zorin OS
(ゾーリン・オーエス
Ubuntu Ubuntuベース ・windows風やmac風のデスクトップが選択でき、
これらのデスクトップ画面にこだわりたい人向け
15.2
Debian
デビアン
・情報が豊富で日本語で検索しても解決策がすぐに見つかる 10.3
Xubuntu
(ズブントゥ)
Ubuntu Ubuntuから派生し、デスクトップ環境をUnityからXfceに変更
・軽いのが特徴
20.04
Puppy Linux
(パピーリナックス
Ubuntu ・とにかく軽いのが特徴
・本家は2019年にアップデートされた一方で日本語版は2014年から更新が止まっている
・システム要件(日本語版):プロセッサ Pentium 166MHz,
メモリ 128MB, CDROM 20倍速以上
本家:Bionicpup 8.0
日本語版:Precise-571JP
KNOPPIX
(クノーピクス)
Debian ・CD-ROMまたはDVD-ROMから起動することが可能
・昔雑誌でよく紹介されていて目にしたペンギンがマスコットキャラクターのOS
8.6.1
Damn Small Linux
(ダム・スモール
リナックス
KNOPPIX ・軽いのが特徴
KNOPPIXを最小限にしたOSであり容量は50MBほど
・2008年に開発が終了セキュリティの観点から、常用はしないほうがいい
4.4.10
Lubuntu
(ルブントゥ)
Ubuntu Ubuntuからの派生
・とにかく軽いのが特徴でPentium IIプロセッサとメモリ 128MBで動作する
20.04
LxPup Puppy Linux Puppy LinuxをベースにデスクトップをLXDEに変更
・とにかく軽いのが特徴で起動時メモリ100MB未満で動作する
20.01

 

この表の中でも特に軽量なものを選択すれば、20年前のマシンでも快適に動作しそうですが、それは用途次第かと思います。


仮に、用途がネットサーフィンだとしたら、現在のwebページは20年前のマシンでも快適にブラウジングできるようにデザインされてはいないですので。。